どーも! NFP です!
ブロックチェーンといえばビットコインを連想する方も多いかもしれませんが、『ブロックチェーン=暗号資産』と言うわけではありません。
ブロックチェーンとはデータ管理のテクノロジーのことで、「その管理方法を用いれば暗号資産を管理することができる」というものです。
本日は NFT とも深い深い関係にある『ブロックチェーン技術』についておさらいしてみましょう。
ブロックチェーンをざっくりと知る。
インターネットの出現以来で最大の革新的テクノロジーとも言われているブロックチェーン。
このブロックチェーン技術の最大の特徴は、複数の管理者(実際はコンピュータ)に分散して管理を任せることで、非常に高いセキュリティを保ち続けることができるという点です。
よく『分散管理台帳』と例えられていますが、同じ台帳を100人が管理している場合、そのうちの1冊が悪者に書き換えられたとしても、他の99人が正しいデータを保持し続けているので、すぐに元の正しいデータに復旧できる仕組みになっています。
このように、漏洩しては困る情報を台帳(ブロック)の中に格納して、みんなで管理しながら履歴を繋いでいく(チェーン)仕組みだと理解しておけばいいんじゃないでしょうか。
ブロックチェーンの歴史
ここ数年で話題になった『ブロックチェーン』という技術ですが、その仕組みは古くからある技術を組み合わせて開発されたもので、おおまかに見ていくと特に目新しい技術を駆使しているというわけではないようです。
『データ管理』というシステムの中枢にあたる概念をひっくり返す技術になるので、既得権益を持つ層から大いに警戒されていたとのことで、開発に関わった人物が逮捕されるなどの紆余曲折を経て生み出されたと言われています。
ブロックチェーンを構成する4つの技術
ブロックチェーンは古くからある技術を組み合わせることで生まれたデータ管理方法です。
主に4つの技術をベースに開発されました。
暗号化技術
外部から簡単に解読されないように、情報を暗号化して箱に詰めて管理する技術です。
コンセンサスアルゴリズム
箱に詰めた情報が正しいモノかどうか、みんなで確認するためのルールを決めて管理する技術です。
P2P
Peer to Peerの略ですが、Peer(対等)なもの同士で取引きを行うための技術です。
上位の管理者というものはなく、主に対等な立場のユーザー同士で取引を行います。
昔存在した『 Winny 』というサービスがP2Pの先駆け的な存在として有名です。
DLT(分散型台帳)
従来は中央集権型と言われ、団体や業界、組織のトップがデータ管理者になっていました。
DLT(分散型台帳)は原則として上下関係がなく、複数の管理者が同じ台帳を管理する技術です。
ブロックチェーンで実現できるもの
このブロックチェーン技術があれば「過去から現在までの取引履歴を暗号化し、正確なデータを維持すること」が可能になります。
データの改竄や破壊も困難で、障害によってダウンする可能性も低いことから、さまざまな応用に期待されています。
金融関係
ブロックチェーン技術の応用で最も期待されている分野です。
銀行のような中央管理者がいなくともブロックチェーン上で金融サービスを展開することができます。
すでに DeFi (分散型金融)などで応用されています。
暗号資産
ブロックチェーンといえばビットコインを連想される方も多いでしょう。
『ビットコイン』とは暗号資産(過去には”仮想通貨”と呼ばれていました)の一つで、他にも有名なものでは『イーサリアム』『ネム』など、その種類は数百種類に登ります。
これら暗号資産はブロックチェーン技術を使って作られています。
トークン
そしてNFTなどのトークンもブロックチェーン技術を使って作られています。
NFTはデジタルデータのオリジナル性を保証する物で、デジタルデータの価値や所有情報などがブロックチェーン技術で記録、管理されています。
コンソーシアム型・プライベート型ブロックチェーン
比較的小規模な特定の分野で行われる管理手法になります。
ブロックチェーン技術を応用して台帳管理を行いますが、規模が小さいため管理者が存在します。
例えば調剤薬局同士で在庫管理を共有するなど、特定の業界内で連携を強める目的で導入されています。
まとめ
ブロックチェーンは今後のテクノロジーの中心となることは間違い無いでしょう!
『データの管理』というのはテクノロジーの中枢を担う最も重要な機能と言えます。
世界を動かしうる技術とはどういうものなのか、基本だけでも抑えておきたいですね。